SNS企業アカウントの是非
東京おもちゃショー2017での出来事
先日東京おもちゃショー2017の一般開放日に遊びに行ってきた。
国内外問わず様々なメーカーが出展しており、初めて見るおもちゃや見たことはあるけどどこが作っているか初めて知ったおもちゃがたくさんあった。
余談だがタカラトミーとバンダイのブースは規模が圧倒的でこの二社の存在感は凄まじかった。
場内を一周して印象的だったのは、いいねorフォローで粗品やクジ引きなどSNSをフックにした取り組みが多かったことだ。
メーカー→問屋→小売→消費者という商流を考えると消費者へ直接アプローチできるSNSはメーカーにとって重要な線となる。
良い機会なのでいくつかのアカウントをフォローししばらく見てみた。
投稿しないアカウント、宣伝ばかりのアカウント
残念なことに投稿しない、宣伝ばかりのアカウントが非常に多かった。
投稿しないアカウントは今後投稿を増やしていくのかもしれないが、おもちゃショーが終わって約20日。
そろそろフォローしたことすら忘れられてしまう気がする。
せめてご来場ありがとうございました、くらいあっても良いかなと思うのだが。
もしくは開催中にフォロワー◯人獲得という課題が与えられており、それを達成して満足してしまったか。
宣伝ばかりのアカウントについては、もう一度SNS企業アカウントについて運用を考えてほしいと思っている。
プラットフォーム側の思惑はともかくとして、SNSの利用者はプライベートなコミュニティをそこに築いている。
そこに「買って、買って」としか言わない人がきたらどう思うだろうか。
ブロックorミュートされても仕方がない。
例えるなら子供達が砂場で楽しく遊んでいるのに、そこに高額なおもちゃを持った大人が「こっちのほうが良いぜ!」と言って入ってきて、「楽しく遊んでるんだから邪魔しないで」と周りの親につまみ出されるようなものだ。
砂場から追い出されないために
まずは子供達(フォロワー)と仲良くなろう、仲良くなるには相手がどんな人かを知ることが大切だろう。
一方的に私はこんな人ですと言い続けても現実では疎ましく思われるのと同じで、まずは相手のことをよく聞いて知ろう。
フォロワーをどう増やすかを考えるよりも今いるフォロワーが新しいフォロワーを呼びたくなるようになるにはどうしたら良いか考えよう。
魅力的な人物の周りには人が自然と集まる、それはSNS企業アカウントでも同じだ。
ただ一方的に発信だけを続けるなら広告で良い。