販売業のEC担当者は二軍という話
あるミートアップイベントでスピーカーが発した一言
以前参加したミートアップイベントでスピーカーがこう言った。
ぶっちゃけた話ですね、販売業のEC担当者は二軍なんですよ。
一語一句正確に覚えているわけではないが、私にはとても突き刺さり「そう、そう、めっちゃわかる」と頷ける内容であった。
と、いうのも私が現在の勤務先でWEBディレクターになったのも売場担当失格と判断されたからだ。(今は当時のことを本当に反省しています。)
販売業の中でもEC専業であればまた話は違ってくるが、実店舗をメイン事業としていてチャネルの一つとしてEC事業がある企業であれば似たようなものではないだろうか。
経営陣がEC事業に力を入れると言っても、売上構成比で考えればメイン事業である実店舗のほうがはるかに大きいのだ。
EC事業に各店舗のエースをあてられるはずもない。
「良い人入ってこないかなぁ」という一言
ここでは「良い人」を実力のある人と仮置きして話を進める。
「良い人」は実力があるわけだから一軍、もしくは一軍と二軍を行き来する実力者であろう。
入ってくるということは人材が市場に出なければ実現はできない。
一軍のプレイヤーを企業が安々と手放すだろうか?答えは書くまでもなくNOだ。
もし市場に出たとしても数々の一軍チームがオファーを出す、その中で一軍プレイヤーが選択できるのは一社だけだ。
一軍メンバーが集まるチームがしのぎを削る中でで二軍チームのオファーを受けてもらえる確率などほぼ無いに等しい。
二軍チームに出来ること
これは既に私の中で答えは出ている。
自分たちが二軍である現実をまずはしっかりと受け入れる。
これができないと成長は見込めない。
後は努力し一軍を目指す、現メンバーが全員一軍になれるのがベストだが、チーム力があがるに連れついてこれないメンバーも出てくるであろう。
チーム力は掛け算であることは承知しているが、掛ける数は大きい方が答えも大きくなる。チーム力の向上には個々の成長が必要不可欠であると私は考える。