諦めていた問題が角度を変えたらかんたんな問題に変わった話
ベビーカーに乗らない息子
息子はベビーカーに乗せた瞬間泣き出す。
ベビーカーだけではなくショッピングモールやスーパーに置いてある子供が座れるタイプのカートもダメであった。
話しかけたり、おもちゃやお菓子もダメで抱っこをしなければ泣き止まなかった。
決して抱っこをしたくないわけではないが、いかんせん重たいのだ。
10kgの子供に加え子供と自分達の荷物。
正直な話ベビーカーに乗ってくれたらどれだけ楽なことだろうか。
とはいえ、泣かせっぱなしにするわけには当然いかず車を持たない我が家は夫婦交代で抱っこをし負担を半減することにしていた。
この時は何かに乗せるとダメと問題を決めていた。
子乗せ電動アシスト自転車試乗での出来事
何かに乗せるとダメであれば、子乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシートも当然ダメだろう。
ということで試乗の際一番重要視したのは子供が泣かないで乗れるかどうかだ。
日を分けて何種類か乗ってみたがどれも泣かない。
不思議だなと思いつつベビーカーやカートとの差を考えると上半身の自由が効くかどうかが差であることに気がついた。
試乗の際は安全で限られたスペースだったので肩のベルトがある程度ゆるい状態で乗っていた。
乗せた瞬間は泣いたが走り出したら泣き止む。
自宅に帰りベビーカーの肩の紐を飛び出さない程度に緩めて乗せてみたら、驚いたことに全く泣かなかった。
ショッピングカートももう大丈夫だ。
恐らく私達夫婦は息子に乗り物は身動きの自由が取れなくなるものと覚えさせてしまったのかもしれない。
問題が変わったことにより解決方法が増えた
今回の出来事で身をもって学んだのがタイトルに書いたことである。
問題:息子は乗り物に乗らない
が
問題:息子は上半身の自由がきかないのが嫌い
※自由が効かないのが嫌なのは当然のことであるが便宜上問題と表記する。
に変わった。
もちろん安全性は確保した上だが問題が変わったことにより解決方法は格段に増えた。
これは日常だけではなく仕事においても同じことが言えるなと感じる。
問題解決を諦め、運用でカバーすることは可能である。
しかし、よく言われていることだが、そもそもその問題が適切かどうかを疑うことも必要なのかもしれない。
身をもって学んだ出来事であった。