注意されるありがたさ
長い電話
「だーかーらー、あなたの言っていることは間違っているんですよ」「それでどうしろって言うんですか」
社内に響く声、相手は誰だかは分からないが。
しかしその激しい応酬は30分程度は続いただろうか。
私はそこまで気に留めていなかったが、不愉快な気持ちをした人は何人かいたようだ。
陰口ではないが決して本人には聞こえないところで不満を漏らしているのが聞こえてしまった。
注意されなくなるということ
社会人一年目はとにかく注意される、言葉遣いや仕事の進め方、相談のタイミングなど。
そして年齢を重ねるにつれ注意される機会は減っていく。
しかしこれは注意されるようなことをしなくなったのではなく、注意できる人が減っていったか、注意しても改善されないと諦められたのどちらかが大半だろう。
今回の件が前者か後者かは分からないが、新人がそのような言葉を使ったら間違いなく注意される。
つまりそういうことだ。
注意されるありがたさ
注意されるということは相手は自分のために時間を割いてくれている。
そして「言われるうちが花」という言葉もある。
言われなくなったら相手は時間を割くことをやめてしまっていると言える。
いつまでも注意され続けるためには、相手が言いやすい雰囲気やキャラ作り、そして相手の使った時間に対してのリターンをきちんとできる人でありたいと考えた出来事であった。