webディレクターが「今」考えていること

webの世界を広く浅く経験するディレクターがビジネス・プライベート問わず「今」考えたこと、感じたことを記します。

「歓迎」と言っても中身を書かなきゃ伝わらない

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家族旅行の宿泊先探し

家族旅行の宿泊先を探していた時のことだ。

先日1歳になったばかりの息子はおむつが取れていないため、おむつ用ゴミ箱が部屋に設置可能なのが宿泊先の最低条件だ。

じゃらん楽天トラベルなど色々なサイトを横断して検索していると「【赤ちゃん歓迎】○○プランの」ようなものがあることを知った。

【歓迎】の文字がついているプランに絞って比較したが、宿により歓迎の程度がだいぶ異なることに気づいた。

・おむつ用ゴミ箱の設置
・子供用玩具が部屋にある
・ベビーバスの貸出
・哺乳瓶消毒用ケースの貸出
・調乳用ポットの設置

これらが書いてあるところだと、こちらも安心して泊まることができる。

しかし【歓迎】とは書いてあるものの、具体的なサービスが書かれていない宿もある。

ある時計店の話

以前、こんな話を聞いたことがある。

時計店の店頭に「電池交換承ります」と書かれたのぼりを出したら、これまでなかった電池交換の依頼が増えたそうだ。

時計店からすると「電池交換はやってて当然」のサービスだが、一般人からしたらそうではない。

このギャップを埋めたのがのぼりだ。

のぼりがあることによって安心して電池交換を頼むことができる。

【歓迎】と書かれているが、具体的なサービスが書かれていない宿もおそらくこの時計店と同じ考えなのではないだろうか。

「赤ちゃん歓迎って書いてあるんだから、おむつ用ゴミ箱あるって分かるでしょ。」

「声かけてもらえれば精一杯対応しますよ。」

こんな感じだろうか。

ここから考え学んだこと

「銀行の常識は世間の非常識」という言葉があるがこれはどの業界でも通じる言葉だろう。

まして私はWEB側にいる人間だ、比較検討はリアルよりも行いやすいため、「メールで聞く」「電話で聞く」コストの重さもわかっている。

「これくらいはわかるでしょ」とタカをくくらず、中身をしっかりと書かなければ比較の段階で土俵から降りることになることを知ることができた。