生きた事例を探す
生きた事例、死んだ事例
新たなツールの説明やセミナーなどで成功事例として様々な事例が紹介される。
このツールを導入したら◯◯が◯%上がりました!や、◯◯をやったらここが改善しました!などである。
導入を検討する企業も事例があったほうが比較しやすいので求め、提供する企業もそのニーズを満たしインパクトを与えるために用意する。
ただ私はこれらを死んだ事例と捉えている。
なぜ死んだ事例なのか
これらの事例の多くはツールを導入した背景や、その施策を実施するに至った考えまで伝えきれていない。
ツールの導入や施策の実施は何か悩みや、目的があって実施するものであり、解決する手段でしかない。
手段をいくら真似てもスタートが異なればゴールも異なる。
つまり、事例は目的の部分が一致していてこそ生きる。
生きた事例はどこにあるか
初めに書いたように紹介される成功事例というのは数字のインパクトの部分ありきで作られている。
支援会社のセミナーなどでは中々話されることはないだろう。
生きた事例を知りたければ「当事者」に聞くのが一番である。
たとえ失敗した事例であったとしても、何を考え何を行い失敗したのかを知ることができれば、それは生きた事例である。