「ターゲット」という言葉を使うのはもうやめよう
ユーザーやお客様をなぜターゲットと言ってしまうのか
プロダクトやサービス、施策の企画段階で当たり前のように聞く言葉がある。
それは「ターゲット」だ。
この商品のターゲットは〜。まずはターゲットをはっきりさせよう。ターゲットをどこに置くかが重要だ。
このような会話は多くの人が耳にしたことがあるのではないだろうか。
はっきり言って私は「ターゲット」という言葉が嫌いだ。
なぜ嫌いか
詳しくは次章で記すが「ターゲット」という言葉はユーザー、お客様目線で会話をしているのであれば出てくる言葉ではないと考えているからだ。
自身が買い物をしている時を想像してみてほしい。
来店した瞬間「ターゲットが狙い通り入ってきたぞ、しめしめ」と思われていると考えたらとても嫌な気分になる。
「ターゲット」と言わずに「支持」と言い換えよう
ビジネスにおいてどの層にアプローチしていくかは戦略上欠かすことはできない。
しかし「ターゲット」ではなく「支持」と言い換えて何か不都合は出るだろうか。
この商品はこんな人に支持してほしい。
まずはどんな人に支持してほしいかをはっきりさせよう。
誰に支持してほしいかが重要だ。
先ほど書いた文章の「ターゲット」を「支持」に置き換えたが文脈に違和感はなく、意味もしっかりと伝えることができる。
再度自身が買い物をしている時を想像してみてほしい。
なぜその商品を買うのか?それはその商品の味や機能、価格や世界観を「支持」しているからではないだろうか。
商品を手に取った時「この商品は素晴らしい!私はどんぴしゃターゲットじゃないか」と言って買う人はいないだろう。
ユーザー、お客様目線で会話をする時にはぜひ「支持」と言ってほしい。